2014年2月23日日曜日

エンジニアは最高の道具(ツール)を使うべき

「弘法筆を選ばず」なんてことわざがあるけれど、これはどうしても筆を選べない状況で、その時に手元にあった筆をつかうしかないっていう緊急事態に、それでも素晴らしい字を書けるのが本当の実力者だという意味だ。あえて筆を選べる状況で質の悪い筆を選ぶのはナンセンスだ。

例えば、もし仮にプロ野球選手がちょっとどこかのバッティングセンターに行ったら、普段自分が使うバットじゃなくても高スコアを叩きだすだろう。じゃあ、実際プロの試合ではどうかといえば、自分のバットについては選び抜いている。バット職人が選手一人一人のバットをオーダーメイドで手作りするわけだし。その辺のスポーツショップで売ってるバットを使う選手はいない。ポイントは自分に合った最高の道具であるということだ。

ではエンジニアはどうだろう?みなプロとして自分に合った最高の道具(ツール)を使っているだろうか?これはハードもソフトも両方だ。ハードとしてはPCのスペック、キーボートやマウス(ポインティングデバイス)の質、モニターの解像度などだ。ソフトとしては、エディタ、統合開発環境、ブラウザなど。これらは、エンジニア自身に選択の余地があってしかるべきものだ。

まあ、組織の都合によってはPCのスペックやモニタ、使えるソフトなどは制限があるかもしれない。本当はそれらも選択できるようにすべきだけれど。でも、キーボートとマウス(ポインティングデバイス)くらいは、どんな組織であろうと自由が効くんじゃないかと思う。

僕自身は、エンジニアを始めた当初から、学生時代以来使い続けているキーボードをずっと使っている。派遣エンジニアをやっていた時も、派遣先の職場でお願いして持ち込ませてもらっていた。マウス(ポインティングデバイス)も使っているものは変わったが、基本的に自分のものを持ち込んで使ってきた。

エンジニアは道具選びも含めて仕事だと僕は思っている。良い道具は長く使えるし、パフォーマンスも高めてくれる。良い道具を使うのもプロとしての姿勢だと思うんだ。

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