2014年3月24日月曜日

アジャイル開発が適する場合、適さない場合

僕も実際ウォーターフォール型の開発とアジャイル開発と両方の経験がありますし、それ以外の方法、例えばプロトタイプ+反復型などの経験もあります。一時期はアジャイル開発が今のIT業界、とくにソフトウェア開発の現場の問題を解決してくれるんじゃないかと救世主のように思った時期もありましたが、自分の環境がそこからまた変わった時に、どうもアジャイル開発は万能薬ではないと気づいたんですね。ジョエル・スポルスキーが "Joel On Software" の中で、ソフトウェア開発には5つの世界があるとして

  • パッケージ
  • インターナル
  • 組み込み
  • ゲーム
  • 使い捨て

の5つを挙げて、さらにソフトウェア開発の方法論、例えばテスト駆動開発やエクストリーム・プログラミングなどのアジャイル開発手法を提唱している人々は、インターナルソフトウェアの開発について話していると指摘していました。(※注1)

これを読んでハッとしたんですね。僕がアジャイル開発でうまくいったのは、正確にはインターナルソフトウェアでは無かったものの、実質的にインターナルソフトウェアの性格を持ったソフトウェア開発であることには違いは無かったからです。

今は環境が変わり、今取り組んでいるプロジェクトはパッケージソフトウェアの分野に近いです。そしてアジャイル開発は全てではなくその一部を取り入れようと思っている所です。

※注1)http://japanese.joelonsoftware.com/Articles/FiveWorlds.html

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