2014年4月22日火曜日

bash か sh か、それが問題だ

Linuxのサービス制御シェルスクリプトを書いていて思ったことなんですけどね。そのプロジェクトの先人たちが書いたコードを拝見すると、一行目のシェバング行に sh と bash が混じっていたんですよ。つまり、「#!/bin/sh」と「#!/bin/bash」の両方のパターンがあったわけです。まあDebian系なので、shは正確にはashなんですがね。

それで、どういうふうに使い分けるんだろうか、と気になったわけです。shとbashではbashが拡張した独自文法がある、ということは知ってましたが、じゃあ具体的にはなんなのかと。色々調べてみたり、bashのmanページを見たりしましたが、違いをまとめたものがなかなか見つかりません。

だったら、機能が多いbashに統一すればいいのか、というとそうでもありません。bashのmanページの最後、バグの項は次の一文で始まります。

「bash は大きすぎるし、遅すぎます。」

おいおい(笑)公式でそう言っちゃうんかい。しかもmanページのバグの項目で。まあともかく、重いってことですね。まあ、起動スクリプトは軽いに越したことはありませんから、むやみやたらにbashに統一というのはあまり良くはないでしょう。

でまあ、どうしたかというと、どうしても sh では実現できない、あるいはbashを使わないと著しく大変な時だけbashを使い、それ以外の時はshで済ますことにしました。

ちなみに今までに書いたスクリプトの中にもシェバング行が「#!/bin/bash」のやつもあったので、そいつらは「#!/bin/sh」に書き換えてしまって不具合が出ない限りはそれでいく方針に。

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