2014年7月17日木曜日

システム構築に必要な「統一性のセンス」

エンジニアとしてITシステムの構築を生業とするにあたっては様々な能力を必要とされますが、中でも重要な能力だと思っているのが「統一性のセンス」ですね。

これは、直接ユーザの目に触れるユーザインターフェース(UI)についても言えることですし、直接ユーザの目に触れないプログラミングやデータベース構造といったものについても当てはまることです。

例えばUIについては、ボタンの配置の方向や順番や色、アイコンの形、語彙表現など様々な要素について統一性を持たせることが、使いやすさに大きく影響します。

プログラミングについても、変数名・クラス名・メソッド名などの命名規則、論理的構造のパターンなどに統一性を持たせることで、バグの低減やメンテナンス性の向上を図ることができます。

システム構築には美的センスが求められる、と言う場合、その多くは「統一性のセンス」を意味しているのです。なぜなら、統一性のあるUIやソースコードは美しいものだからです。芸術作品では「混沌のセンス」も美的センスとしてアリなのでしょうが、システム構築にはありえないですからね。

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